平成２４年１月２６日（木）、ホテルフロラシオン青山（東京都港区南青山）において、第３０回北方領土の返還を求める都民大会を開催しました。大会には、東京都、東京都議会、内閣府、外務省、独立行政法人北方領土問題対策協会からの来賓をはじめ、１８４名の方に参加していただきました。
　開会にあたり、昨年１２月に都民会議の会長となった谷茂岡正子会長（東京都地域婦人団体連盟会長）から、「（北方領土の返還実現に向けて）決してあきらめることなく粘り強く、希望をもって運動を推し進めていきたい」との力強い挨拶にはじまり、来賓からのご挨拶、平成２３年度の運動報告、根室市や北方領土返還要求全国大会実行委員会からの激励メッセージ披露、そして、北方領土の早期返還実現への決意を表明する大会宣言が採択されました。

続いて、政府報告として、内閣府からは、北方領土をめぐる最近の動向や北方領土返還要求全国キャンペーン等関係啓発事業などの内閣府の取組状況について、外務省からは、ロシア情勢と日露関係について報告が行われました。
　平成２３年度は、都内中学校の社会科教諭を対象とした現地視察学習会を行いましたが、参加した教育者会議の会員により、北方領土に関する授業の実践活動や生徒の理解について成果発表が行われました。また、都民会議の推薦で北方四島交流後継者訪問事業に参加した大学生から、国後島や色丹島の写真をスライド上映しながら、島の現況やビザなし交流の様子が報告されました。

会場には、北方領土啓発パネルや根室市をはじめ各県民会議から寄せられた激励メッセージを展示し、多くの参加者にご覧いただきました。